前回までの浜名湖、とこなめボートレース場のこちらの記事

こちらに続き、今回はナイターレースの聖地

ボートレース蒲郡へ取材に行ってきました！！

今回取材に行った日の蒲郡開催は

BOAT Boy CUP G3オールレディース ガマの女王決定戦　最終日

取材日をこの日に決めた理由はただ一つ！

今回のコラボ企画でインタビューにご協力頂いた

長嶋万記選手

水野望美選手

お二人が出場していて、水野望美選手はなんと優勝戦までコマを進め優勝戦6号艇で出走！

まだインタビュー記事をご覧になっていない方はこちらも是非読んでください！

初日からずっと長嶋万記選手と水野望美選手に注目して見ていましたが

4日目の準優勝戦進出をかけた最後のレースである12Rでは同じレースに

2号艇　長嶋万記選手

5号艇　水野望美選手

と2名が揃って出場。

2号艇と5号艇と不利な枠からも結果はなんと

1着　長嶋万記選手

2着　水野望美選手

とワンツーフィニッシュ！

インタビューでも仲良しだったお二人が仲良く準優勝戦への出場を決めてくれました！

翌日の準優勝戦でも

4号艇　水野望美選手

5号艇　長嶋万記選手

と二人揃って同じレースに出場

水野選手の豪快な差しで2着に入り嬉しい優勝戦へ出場となりました！

この優勝戦については記事の後半で書かせて頂きます！

まずは

蒲郡にもボートレース場があるの？

ナイターレースってなに？夜もボートレースってやってるの？

という方の為にボートレース蒲郡の紹介と、今回も浜名湖さんに続いて場の方に特別インタビューをさせて頂き、裏話や小話を色々と聞けたので細かく書かせて頂きます！！

ボートレース蒲郡に来たら●●●●を狙え！！

という場の方の裏話は特にお見逃しなく！！

まず初めに、ボートレース蒲郡を知らない方の為に少しだけご説明をすると

ボートレース蒲郡とは

愛知県蒲郡市にあるボートレース場で全国でも珍しい全てのレースがナイター競走で行われるボートレース場。

2002年にボートレース界初となるナイター競走でのSG競走(ボートレース最高グレードの競走)を開催するなど、今では多く開催されているナイターSG競走発祥の地としても知られる。

2006年には競馬、競輪、オートレース等全ての公営競技を通じ、初めて全日程ナイター開催を開始。

仕事帰りでも楽しめ、ライトアップされた水面で繰り広げられる水上の格闘技はまさに圧巻の一言。

詳しいアクセス方法等はボートレース蒲郡の公式HPをご確認ください！

そもそもナイターレースってなに？と言った疑問を持たれる方もいるかと思います

ナイターレースとはその名の通り夜に開催されるレースで、全国24場あるボートレース場でもナイターレースを実施している場は

「桐生」「蒲郡」「住之江」「丸亀」「下関」「若松」「大村」の7場のみ。

蒲郡の様に全てのレースがナイターレースで行われるのは蒲郡を含め3場のみと全国でも珍しいボートレース場です。

別に、夜に走るだけだから全部のボートレース場でも昼もやってたまに夜もレースやればいいんじゃないの？

と思ったそこのあなた。

最高速度は時速約80kmと常に危険と隣り合わせのボートレースでは、レース中に少しでも暗くて前が見えなかったり、反対に明るすぎる所があってもとても危険です。

そしてなにより、ボートレースは水面を走る競技の為、ライトの光が水面に反射して前が見えなくなってしまうとレースになりません。

そんなナイターレースにかける想いを場の方にお聞きしてきました。

ボートレースは年中平日も休日も関係なく開催されています。

平日しか来場出来ないお客様や休日しか来場出来ないお客様等、様々なお客様がいる中で、日中の開催だと来場されるお客様はどうしても限られてしまいます。

応援している選手が出場しているレースや、大きなレースが開催される時に「全てのレースを生で見たい！」という声を聞いた時に

もし夜に開催すれば仕事帰りのサラリーマン等、多くのお客様が来場出来たり、ネット投票でレースを楽しめるという思いからナイターレースがスタートしました。

やはり一番は照明関係です。

お客様第一ではありますが、なによりも選手に万が一の事があるとボートレースは実施できません。

レース中の事故や選手のトラブルは絶対に起こしてはならない。と決め工夫をしてきました。

光の当たり方や水面の光の反射、選手にとっては一番大事なスタートの時計の視認性など、どうすれば安全なナイターレースが開催できるか。

その中で、一番大事にしなくてはならないのも、一番水面の事を知っているのも一番は選手の皆様だ。という事で

地元選手の方にも色々とアドバイスや協力を頂き選手と一緒に作り上げました。

最終的には実際に選手の皆様に走って頂き安全にレースが出来る事を確認して頂き完成したのが蒲郡のナイターレースです。

地元選手の皆様の温かい協力や意見は本当に助かりました。

これはお客様に向けてですが、ナイターレースと言っても1Rは日中の15時前後に行われます。

そこから夜になるにつれて最終レースは20時を過ぎて行われる為、気温も水温も低くなり風の向きや強さも大きく変わります。

前半のレースと後半のレースで同じ選手が走る場合でもまったく違う調整をする必要があるので選手の皆様は裏では毎日忙しそうにしています。

狙うのであればベテラン選手や蒲郡で多く走っている地元の選手を狙ってみてはいかがでしょうか？

ボートレース蒲郡はボートレースだけではなく色々な魅力があります。

ここでは、そんな【レースだけではない】ボートレース蒲郡の魅力の数々を紹介させて頂きます！

蒲郡には2014年の新スタンドOPENの時に誕生した通常の観覧エリアより少しせり出した場所に

【スプラッシュゾーン】

と名付けられた観覧エリアがあります。

しかも、この場所が1マークの一番迫力のあるエリアに設置されており、風が吹く日などはその名の通り選手の巻き上げる水しぶきがかかる程の場所で迫力のレースが楽しむ事が出来ます。

水面を走る選手の姿を一番近くで見れるという事もあり多くのお客様がこのエリアで観戦をしていました。

始めてボートレース蒲郡に足を運ぶ人はレースが始まる時に驚く事があります。

レースのファンファーレがなると同時に観客席のライトも消え、ライトアップされた水面を走る6艇の幻想的な光景を見る事が出来ます。

レースが始まるという高揚感がより一層高まる最高の仕掛けでした！

個人的にですが、ボートレース蒲郡の場内フードコートは全国でもトップクラスのクオリティだと思います！

安い！美味い！種類が豊富！と最高のフードコートを紹介させてもらいます！

今回僕がお邪魔したのがフードコート内にある牧原漁港食堂さん

お目当てはただ一つ

蒲郡の名物にもなっている、丼に収まりきらない

蒲郡海鮮かき揚げ丼

よくある、写真が誇張されて実際に出てくる物は別物。の様な事もなく、むしろ写真よりも大きいかき揚げに驚愕。

しかも、このボリュームで赤だしもついてなんと500円という破格の値段。

テーマパーク価格でもないお財布にも優しい価格でこれ一つでお腹いっぱいになりました。

蒲郡海鮮かき揚げ丼の他にも地元三河産の穴子天丼や釜揚げしらす丼に蒲郡地魚天丼、八丁味噌で煮込まれた三河産タコのどて丼に鰻まぶし丼等が丼は全て500円！

遠方から来場する方にはピッタリな蒲郡名物満載のお店です。

ボートレース蒲郡近くの知る人ぞ知る地元の名店

【酒味浪漫 笹や】

が姉妹店として2020年11月6日に新規OPENした海魅浪漫 ささ屋

なんといってもここの名物は

深海魚

？？と思う方も多いと思いますが、実は蒲郡は【深海魚が美味しい！】で有名な街です。

その理由は、愛知県内に4隻しかない、深海魚を獲る「沖合底引き網漁船」。

そのすべてが蒲郡市内の漁港に所属していて、水揚げされてすぐに市場に並べる事が可能な為、新鮮な深海魚が手に入り、三河湾の豊富な栄養が流れ込む三河湾沖の蒲郡の深海は、全国有数の恵まれた漁場と言われています。

深海魚はあまり動かないために、脂の乗りがよく、大変美味しいことで知られていますが、この美味しさの上、最高の鮮度で食べられる蒲郡の深海魚は全国でも有名な蒲郡名物の一つとなっています。。

その新鮮な深海魚を使用したこちらのささ屋さん。

メニューは

深海魚をふんだんに使用したエキスでだしをとった

深海ラーメン

絶品深海魚としても有名なメヒカリを使用した

深海バーガー

等、ボートレース蒲郡の新たな名物になりつつあります。

深海魚は寒くなる冬時期に美味しくなり旬は1月～2月との事なのでこの時期にボートレース蒲郡に行く方は是非ともささ屋さんで深海魚を召し上がってみてはいかがでしょうか？

他にも紹介しきれない程の様々なフードコート内のグルメ。

皆様も来場の際には是非ともお好みの1品を見つけてください！

場の紹介をもっと書かせて頂きたいのですが、あまりにも魅力たっぷりのボートレース蒲郡で書ききれません！

是非ともこの記事を読んだ方は実際に足を運びボートレース蒲郡の魅了を体感してみてください。

ここからは皆様お待ちかねのレースについて書かせて頂きます。

せっかく場の方にインタビューをさせて頂けるという事で、開催日は毎日居て非開催日も選手の練習を多く見ている方が一番ボートレース蒲郡の事をよく知っているだろうと、こんな質問をしてみました。

絶対がないボートレースですが、蒲郡で注目してほしいのは

モーター性能

蒲郡は1マークのバック側が全国一の広さで、握って回れる全国有数の高速水面となっています。

風の影響も少なく穏やかな水面なので選手の腕の差はもちろんありますが、蒲郡はとにかくモーター性能が大きくレースに影響します。

蒲郡ではオリジナル展示タイムを導入して、通常の展示タイムでは計れない細かなタイムを出していますので、予想に困ったらオリジナル展示タイムを参考にしてみてはいかがでしょうか？

オリジナル展示タイムはボートレース蒲郡公式HPのレース情報から見る事が出来、色がついて一目でいいモーターがわかる様になっているので注目してください！

他にも、場の方から高橋アナの解説はとても参考になるので見てほしい。との声がありました。

高橋アナとは、蒲郡で20年近く実況を担当するアナウンサー。

その高橋アナがなんとボートレース蒲郡公式サイトでレース解説をしてくれています。

普通はこうしてアナウンサーの方がレース解説をする事は少ないので蒲郡にとって高橋アナは特別な存在です。

それも、全ては高橋アナのボートレース愛によるもの。

そんなボートレース愛が凄まじい高橋アナが展示を見てからアップされる【実況高橋アナのズバッと解説】

タイムではなく高橋アナの目で見る【目展示評価】は一番レースが見える所で全レース見続けている高橋アナしか出す事が出来ない情報なので十分に参考にしてください。と場の方からの太鼓判もおされました。

ここまで場の方にお伺いしたボートレース蒲郡の楽しみ方やグルメ情報等、魅力を存分に語らせて頂きました。

ここからは僕が実際に足を運び、感じた魅力や、当日行われたレースの内容と共にお送りさせて頂きます。

まずは場内の第一印象として、ボートレース蒲郡はとにかく綺麗です！

吹き抜けのイベントホールは天井も高く開放感があり、すぐ隣にあるフードコートはショッピングセンターの様な内観で親子連れや若い方の姿も多い印象を受けました。

場内の装飾もクリスマス前という事もありかわいく装飾されていたのも楽しかったです！

場内に設置されているレース観戦用の椅子の数もとても多く、寒い日で夜になると特に冷える1日でしたが場内で温かくボートレース観戦が出来ました。

特に驚いたのは、夜になりライトアップされた綺麗な水面際で若い女性2人が写真を撮っていた姿。

ボートレースが世間に広まりつつあるといえど、カップルや親子連れ等、やはり男性やお父さんの姿は絶対にグループ内では見かけてきました。

イケメンレーサーや、カッコいい女性レーサー、将来を期待される若手レーサーの姿がSNSやYouTubeでも広まりつつあり、以前よりボートレーサーが身近に感じられるようになった昨今

女性ファンの間でもボートレースが広まっていると感じました。

そんな普段よりも盛り上がりを感じたこの日は

BOAT Boy CUP G3オールレディース ガマの女王決定戦

最終日の優勝戦が行われる日！

オールレディースの名の通り、出場選手は全て女性選手というレース。

優勝戦には

1号艇 細川 裕子

2号艇 渡邉 優美

3号艇 瀧川 千依

4号艇 高田 ひかる

5号艇 堀之内 紀代子

6号艇 水野 望美

と豪華な顔ぶれでの優勝戦となりました。

準優勝戦の結果と優出選手インタビューはコチラ

なんと言っても大注目は地元愛知支部のベテラン

1号艇 細川 裕子選手

長年トップレーサーとして活躍を続け優勝戦への出場は

2021年　12回

2020年　8回

2019年　7回

2018年　13回

と4年間で驚異の40回の優勝戦出場

しかしその出場回数がありながら、最後に優勝をしたのは2018年12月20日蒲郡での地元優勝

それ以来優勝からは約3年近く遠ざかっていました。

2021年5月、ボートレース江戸川で行われた男女Ｗ優勝戦　第４５回サンケイスポーツ杯優勝戦では1号艇から強風と大雨に苦戦し4着

2021年6月、ボートレース戸田で開催されたG3オールレディース・第５４回東京中日スポーツ杯でも絶好の1号艇を手にしたが痛恨のフライング

呪いの様に優勝戦では本来の力を発揮出来ていない細川選手

この日はそれ以来半年ぶりの優勝戦1号艇、そしてなにより2018年に優勝した時と同じく地元蒲郡という事もあり人気も集まっていました。

しかし、そこに立ちはだかるのが2021年に急激なスピードで成長し三重の捲り姫という名も付けられた

4号艇 高田 ひかる選手

最高のモーターを相棒に、全レース豪快な走りを決め予選をトップ成績で通過。

優勝に一番近いと言われ、ここで1着になれば優勝戦1号艇となる準優勝戦でまさかの2着。

優勝戦の1号艇は逃し4号艇になってしまったが4号艇からの圧巻の捲りを期待され同じく人気が集まっていました。

6号艇にはインタビューでファンの皆様の期待に応えれるレースがしたいと語ってくれた我らが

水野 望美選手

そんな注目のレースの映像がこちら！

スタートで後手を踏んでもそこから盛り返してきた高田選手を第一ターンマークで見事にブロックした細川選手が約3年ぶりの優勝を地元蒲郡で決めてくれました。

まさに【ガマの女王】の名に相応しい細川選手の優勝、おめでとうございました！！

ちなみに。

この優勝戦ですが

一番若い選手は3号艇 瀧川 千依選手で25歳

一番ベテランの選手が5号艇 堀之内 紀代子で42歳

と17歳の歳の差の選手同士がなんのハンデも無しに同じ舞台で戦っています。

若いから速い。ベテランだから強い。ではないボートレースの世界

速い人が強い。のボートレースの世界も醍醐味の一つです。

若い方は自分と同じ年齢の選手や自分の親と同じ年齢の選手等、色々な選手を見て、応援してボートレースの楽しさを知って頂ければと思います。

ボートレース浜名湖からは現役最年長の鉄人ボートレーサー高塚 清一選手

ボートレースとこなめからは2021年ダービーキング平本 真之選手

をそれぞれあげていただいたこちらのコーナー。

ボートレース蒲郡の場の方にも、2022年に活躍が期待される、または今注目している選手はいますか？とお伺いした所

石原 凪紗選手

をあげて頂きました。

石原選手は2021年の11月にデビューした129期の新人ボートレーサー。

推し選手の理由を聞くと、なんと石原選手は

高校に通いながらレーサーとなった現役女子高生！

高校在学中にボートレーサーになったのは長いボートレースの歴史の中で男女通じて史上初。

レーサーになった今も高校卒業に向け学業とボートレーサー二足の草鞋で日々を過ごしているとの事。

まだまだ腕は追いついていませんが、まずは初勝利を目指してもらい、いつか石原選手がボートレース界の一流選手として蒲郡で走ってもらえるよう、ボートレース蒲郡は応援しています。と応援のメッセージも頂きました。

石原選手以外にも愛知支部には

長男・前田篤哉

双子の兄・前田翔

双子の弟・前田滉

というボートレース界でも異色の前田三兄弟も頑張っているので注目してほしいです！とのお話もお伺いしました。

最後に、ボートレース蒲郡の方に

まだボートレースを知らない、ボートレースを見たことが無い、ボートレース蒲郡に来たことが無いお客様へ向けて一言お願いします！とお伺いした所

ボートレース蒲郡は2014年にスタンドを建て替え場内はとても綺麗になりました。

とても嬉しい事に、ベビーカーを押した家族連れの方やカップルの方、女性の姿も場内で多く見かけ、幅広いお客様にご来場頂いております。

名物のスプラッシュゾーンや場内のフードコート等をはじめ、ボートレース蒲郡は舟券を買わなくても楽しめる事が盛り沢山のボートレース場となっています。

ギャンブルではなく、スポーツとして。そんな気持ちで水面上を走るボートレーサーの皆様の勇姿を応援しに来ていただきたいです。

まだボートレースを知らない方がボートレースを少しでも知って頂く、ボートレースの世界を体感頂ける施設作りを目指し、日々運営をしております。

仕事帰り等、少しの時間でも最高の時間をお届け出来ますので、ボートレース蒲郡へのご来場心よりお待ちしております。